国立織物博物館です。先日初めて行ってきました。なぜか入場料無料のミュージアムです。
場所はムルデカ広場のすぐ近く。旧連邦事務局ビル(Sultan Abdul Samad Building)から一つ道を隔てた隣り。よく似たデザインの美しい建物です。
National Textile Museum 入り口
受付で名前を書いてすぐに入場。中は全体的に薄暗い照明。展示はなかなかしっかりつくってある印象です。
入ってすぐにバティックの製作プロセスの説明展示
多民族国家のマレーシアらしくマレー系、中華系、インド系をはじめ、ボルネオ島のサバ州やサラワク州などの少数民族の特徴的な織物なども展示されています。
ケダのバティック 解説はマレー語と英語を併記 サラワクのイバン族
展示はバティックのほか、ソンケットなど他の織物やビーズ刺繍などのハンディクラフトもありました。
ソンケット 刺繍 ビーズサンダル
解説は各々のテーマごとにマレー語と英語を併記したパネルが置かれていました。
解説パネル
1階と2階があり、1階は技術や織物の発展の歴史についての展示、2階は各民族の文化的な側面などをテーマごとに展示、といった感じでした。
全体に照明がやや暗く、展示もガラスケースに入ったものが多かったので見にくいものもありましたがそれなりに力の入った展示でした。写真撮影OKです。
ギフトショップとカフェテリアがいま閉店しているのが残念でしたが、KL観光の中心地の一つである独立広場のすぐ隣りですし、何よりも無料なのでふらっと入ってみても良いと思います。