神社のこと(6)ー 流れ者

拳銃の弾を拾ったという物騒な話を書きましたが、そういえば、気をつけたほうがよさそうな人を見かけたこともありました。

やはり村に住んでいるので、よそ者というのは子供でもよくわかります。単に通過するだけなんだろうけど、どこかから流れてきたという雰囲気を漂わせた人がたまにいました。

神社や公園はそういう人も惹きつけるんでしょうかね。自分がもしその立場なら、神社でしばらく休もうというのはよくわかる感覚です。

まだ、親が神隠しなんて言葉も使っていた頃、誘拐には気をつけろと散々言われていました。でも、周りに子供が複数いる場合には、そういう見かけない人と話をした記憶もあります。今ならすぐに警察に通報されてしまいますけどね。

しかし本当に危なっかしいのもいて、ある時に見た男は薪割り用の鉈のようなものを持って、滑り台の下の砂場を囲う木の枠に切りつけているのを見たことがあります。こうなるともう逃げるしかないですね。

大半は普通の人なんだろうけど、子供だから余計に恐怖を感じたことも多かったと思います。


ただいま工事中

手のひらの中の彼女(亜東 林)

神社のこと(5)ー 拳銃の弾

古銭を拾った話を書きましたが、拳銃の弾らしきものを拾ったことがありました。確か滑り台の下にある砂場周辺だったように思います。

たぶん、まだ3、4歳の頃。頭が丸くて、黄銅色というのかやや赤みがかった金属です。弾といっても薬莢はついてなかったので、当時のあいまいな知識でも大丈夫だろうと思っていました。

しかし家に持って帰って母親に見せると、危ないからすぐに捨ててきて!と言われて、あわてて空き地まで行って投げ捨てました。

薬莢がないから大丈夫だとは思いつつ、確信があるわけでもなく、ひょっとすると大砲の弾のように中に炸薬が詰まっているのかもしれないと思ったからです。

その弾には全く傷がついておらず、とても綺麗で新しかったと記憶しています。だから発射して何かに当たったというわけではなく、空に向けて撃ったものが、たまたまあの場所に落ちてきたのかもしれません。

何でそんなものが落ちてるんだと思いましたが、まだ昭和40年頃、ややこしい人もいっぱいいたんでしょうね。


ただいま工事中

アダムの選択(亜東 林)

 

手のひらの中の彼女(亜東 林)

 

シライン(亜東 林)

 

LIARS IN SPACE (Rin Ato):シライン英訳版

英訳の経緯はこちら

 

 

Macで縦書き小説を書いて、電子書籍としてAmazonで出す時に使ったアプリケーション

何編か小説を書き、自力で電子書籍にしてAmazon Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)に出してきましたが、その時に使用したアプリケーションについて書いておきます。

1.Hagoromo

リッチテキストエディターと言うみたいです。テキストエディターはワープロよりもシンプルで軽く、大量の文字を扱うのに適していますが、それにある程度の装飾機能などが加わったものだそうです。

テキストエディターとワープロの中間ぐらいだということですね。基本的には全てこれで書いています。


背景色やカーソル位置の表示色は自由に変えられます

3年前にこれを買った時には、Macの縦書きソフトにはあまり選択肢がなく、有料だったのですがこれを買いました。

いろんな設定をした時の動作がややわかりにくい場合があり、最初は手こずりましたが、自分の設定を決めてしまってからはとても快調に書くことができます。

エディターにはアウトライン機能というのがついているものがあり、例えば章ごとに文章を折りたたんで、全体を見やすくする機能です。

Hagoromoにもアウトライン機能がついていて、長文の小説など、この機能がなければとても書けませんでした。


アウトライン機能を使って折りたたんだところ

Amazonのサイトにアップロードをする時のファイル形式はいくつか決まっていますが、色々試してみてEPUBという形式がおすすめです。

Hagoromoの書き出し機能を使えばEPUBにすることができます。

Hagoromoには目次作成機能もついており、基本的にはHagoromoだけでアップロードまで完結できると思います。

 

2.Pages

Macを買うと付いてくるワープロソフトですね。2019年から縦書きに対応できるようになったため、今ならPagesで書くこともできそうです。

しかし、PagesからAmazonにアップロードする時に、やや面倒な作業をしなければなりません。

やはりEPUBに変換してからアップロードするのですが、Pagesで縦書き文章を書いてからEPUBにしても、そのままアップロードすると縦書きにならず、横書きになってしまいます。

(注:2022.5.5追記: その後久しぶりに縦書きでPages→EPUB→KDPにアップロードすると、webのプレビューワーでは縦書きになっていました。喜んでそのまま出版したのですが、Amazonのサイトで「試し読み」を見ると、確かに縦書きになっていましたが、レイアウトがむちゃくちゃに崩れていました。本質的には解決していないようです。結局、再度以下の方法で試すとうまくいきました)

この問題はやっかいで散々調べましたが、ようやくたどり着いたのが下のwebページの方法(リンクは貼ってません。文字で検索してください)。

Pagesで作成した縦書きのEPUBが横書きになる時の対処法

電子書籍は公開前に体裁や書籍内のリンクの動作などをプレビューワーで確認しますが、これでうまく縦書きになった時には感動してしまいました。このページを書かれた方には感謝しかありません。

実は、Hagoromoで目次作成をすることができると書きましたが、最初はそれがよくわかっておらず、Hagoromoで文章を書いてPagesにコピペをして、Pagesで目次とリンク貼りをやって出版しようとしてたからです。

リンク貼りなどではPagesのほうが自由度が多く、やり方もとてもわかりやすいので、私はこれからもHagoromo → Pages の流れでやろうと思っています。

なお、HagoromoからPagesにコピペすると、ルビが落ちてしまいますのでご注意を。

 

3.GIMP

画像編集・加工ソフトです。電子書籍の表紙作りのために使っています。

なぜ、こんなに高機能の画像加工ソフトが無料で利用できるのか、正直言って不思議です。これで作った画像を商用利用することも構わないと明記されています(FAQにある)。ネット検索するとその辺りのことを書いた記事がいくつか見つかります。

ただ高機能なため、慣れるまで最初は大変かもしれません。でも、いくつか画像を作っているうちに自分好みの機能を覚えてしまい、それをメインに使いながら画像を作ると本当に楽しくなって、没頭してしまうこともあります。

開発している人に対しての失礼を承知で言うと、このGIMPを使って最も良いところは、うまくいかなくても腹が立たないこと!これに尽きます。

使っていると一部機能が動かなかったり、妙な動きをしたり、分かりにくかったりということもあるんですが、無料で使わせてもらってるんだから、と思えば全く腹も立ちません。しばらくすると改善されていたりもしますしね。

私は絵心が全くないため、これを使う時は全て写真をベースにしています。写真を撮ってきて、切り取ったり、色んな効果を加えたり、重ねたりということです。

GIMPのホームページにはDonation(寄付)を受け付けると書かれていますので、もし印税をがっぽり稼いだら寄付しようと思います。もし、ですけどね(笑)。


ただいま工事中