2015年の1月にマレーシアに来た時には既に工事が開始されていたような気がしますが、定かではありません。でも随分長い間工事をしていました。今年2月に来た時もまだ見ることができなかったように思いますが、4月に来たらとうとうお披露目されていました。
マスジッド・ジャメ(Masjid Jamek)はクアラルンプール(みんな親しみを込めてKLと呼びます)の街のスタート地点となった場所にあるモスク。ここはクラン川とゴンバック川の合流点にあり、クアラ(河口/合流点)ルンプール(泥)の地名の由来にもなった場所です。
1909年に建てられたこのモスクは大きな建物ではありませんが、繊細な姿はとても上品な感じでファンも多いのではないでしょうか。普通は入ることはできませんが、時間を限定してイスラム教徒以外でも中を観覧することができます。
ライトアップされているというので、夜来てみたらこのとおり。ブルーのライトを基調に、噴水も配置されカラフルにライトアップされています。驚いたのはこのもやもや。なんと川の護岸からスモークを噴出させて幻想的な雰囲気を醸し出しているのです。マレーシアらしいとても派手な演出に素直に感心してしまいました。
近くのLRT(都市鉄道)のマスジッド・ジャメ駅の通路には100mぐらいに渡って、この場所の歴史と街の発展の説明パネルが展示されています。長くKLで暮らして来た人たちにはとても思い入れの深い場所なんでしょうね。
モスクの観覧可能時間は下のとおり(2018年4月)。この近くにはKLの歴史を知ることができる劇「mud」を上演する劇場や、昼も夜のライトアップも美しい旧連邦事務局ビル(Sultan Abdul Samad Building)もあるので、ツーリストの人気の場所になっています。服装は肌を見せないなど指示に従う必要があります。