お米を研ぐ意味がわかった

マレーシアで外食ばかりしてると飽きてきて、もういやだ自炊しようと、ある時から突然自炊をはじめました。味にはこだわりのないほうなので、極端にまずくなければいいんですが、お米だけはこだわって値段が高いけれど日本からの輸入ものを買っていました。

ですが、いました。虫が。日本産の米だと書いてあったので大丈夫だろうと思って買ったんですが、よく見るとマレーシアで袋詰めしている米だったんですね。日本からの輸出時には虫はいなかったと思いますが、輸送時かマレーシアで小分けの袋に詰める段階ではいったんでしょう。

その時の虫は、茶色くて丸いやつでしたがお米を研いでいるとポツリポツリと浮いてきました。

日本のスーパーでお米を買ってこんなことを経験したことはありませんし、そもそもお米を研ぐ意味がよくわかっていませんでした。

調べてみると日本ではいまは糠の残りを取るのと、汚れを取ることが目的で研ぐということみたいですね。だけど、精米技術がすすんであまりその意味は分からなくなっていると思います。無洗米というのもありますし。

むろん、精米技術が未熟だったころは糠もいっぱい付いて汚れもあったと思うので、見れば洗うべきとすぐさま思うものだったのかもしれません。

でも、きっと虫です。お米を研ぐ真の理由は。いまは滅多になくても、昔は日本でも虫がよくついたからでしょう。これは当時マレーシアにいた同僚も同意してくれました。

むかしから米は研ぐもの、しかも3回は研ぐこと、みたいに言われてきましたが、たしかに3回は研がないと虫は全部とれません。慎重にやるなら5回は必要でしょう。

KLのしっかりしたスーパーのものならめったにないことだと思いますが、以後お米を買う時は一応じっとビニール袋の中を見てから買うようにしています。

でも、先日3ヶ月ぶりに自分の部屋に戻ってきて米の袋を見たら大変なことになっていました。違う種類のやつでした。封は一度切ったものですが、虫が入らないように口を厳重にしばっておいたんですが、ダメでした。きっと卵があったんですね。

50cmより近くからは直視できず、視線の片隅で見ることしかできないほどに。。。ぎゃ〜

アダムの選択(亜東 林)

 

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兼高かおる世界の旅の思い出

兼高かおるさんが先日お亡くなりになりました。とても残念です。

まだ小さい子供の頃、両親が「兼高かおる世界の旅」がとても好きで、毎週日曜の朝に一緒にテレビを見ていました。3〜4歳の頃にはもう見ていたはずです。小さな家だったので、ときには布団に入ったまま家族みんなで見ていました。

カラー放送は始まっていたかもしれませんが、最初は白黒のテレビで見ていたあの番組の雰囲気はよく覚えています。「80日間世界一周」のテーマ曲とパンナムの宣伝も強く印象に残っています。

子供だったけれど、これは外国の映像でとても自分が行けるところじゃないんだとは理解していました。でも、毎週とても楽しみにして興味を持って見ていたのは、家族の平和な時間と結びついていたからかもしれません。

それから、外国とは全く縁なく20年を過ごした大学生の頃、海外旅行をする夢を何度も何度も見るようになりました。抑圧されていたんですね。きっと、この番組の影響で子供の頃からずっと外国にあこがれを持っていたのに、まったく海外に行く機会なんてない自分にだんだん焦りを感じてきたんだと思います。

けっきょく、卒業間際に大学の先生にお金を借りて友人とヨーロッパに3週間ほど行ってから、その夢はパッタリと見なくなりました。でも、その後の仕事選びでも外国へのあこがれはしっかり影響を及ぼしています。マレーシアとの縁は「兼高かおる世界の旅」と間違いなく結びついています。

いまでもあの頃のことを思い出すと、あの時代の雰囲気がよみがえってきます。うちは貧しかったけれど、社会には右肩上がりの希望が満ちていたことは子供ながらに感じていました。こんなことを言うとは歳をとったんですね。

国際化とは全く関係なさそうな地方都市に育った私に、世界への扉を開いてくれた兼高かおるさんとこの番組にはとても感謝しています。

ご冥福をお祈りします。

 

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駐車場には苦労します

マレーシアに合計5年半住んで、交通違反で3度罰金を払いました。うち、2回はマラッカでの駐車違反。2度ともKLから車で遊びに行って、観光地の近くの路上に枠線が引いてある場所に停めた時です。

ちょっと考えればそんな場所の駐車スペースが無料なわけはないんですが、朝早い時間に行ったらガラガラで「おっ、早く来たから無料の駐車スペースがゲットできた!」と喜んで停めてしまいました。

だって、周りには何も書いてないし駐車料金の支払いをする機械もないし、てっきり無料なんだと思い込み帰ってみるとワイパーに切符が挟まっていました。

あとで駐車している他の車を見たら、銀色のスクラッチ式?のパーキングクーポンを事前に買って、ダッシュボードに置いておくんですね。このスクラッチ式は使ったことがないし、そもそもどこでそんなもの売ってるのかわからないし(コンビニなどで売っているらしい)、適当に車を停めたら痛い目にあいました。

この時の罰金そのものは大した額ではないけれど、駐車違反のチケットの説明はマレー語のみで、その場で苦労して読んだらどうもマラッカの当局に直接支払いに行かねばならない。しかもその日は休日で開いていないし、これからすぐにKLに帰らねばならない。

というのが2回目の状況。1回目は20年前なので良くおぼえていないけれど同じような状況だったと思います。結局2度ともKLでマレーシア人の友人に頼んで処理してもらいました。全く同じミスを同じ場所でしてしまうなんて我ながら情けないものです。

路上に駐車する時のもう一つの料金徴収方式が、近くにある機械でチケットを買ってダッシュボードに置いておく方法。


パーキングチケットを買う機械
最近はこんな形の機械が多い
Touch'nGoというプリペイドカードでも払えるし、スマホアプリでも払えるようだ
昔は一台ずつのパーキングメーターもあったが最近は見ないようになった

KLでは以前はこういう機械は壊れていないほうが珍しかった気がするので、少しの時間ならそのまま車を置いていましたが、最近はしっかりと動いていますね。しかも駐禁の取り締まりをしょっ中やってるのを見るので、チケットを買わざるを得ません。


機械で買ったチケット、必要な時間分だけ買う

しかしどうも億劫になってしまうのは、操作方法が全てマレー語なんです。交通標識ももちろんそうですが、これらについては外国人向けにはなっていません。


このエリアの駐車場の説明書き
黄色い文字は料金を適用する市街地の区分が書いてあるようだ
(ここはKLの最中心部に次ぐエリア)
月曜〜土曜日(日曜と通常の祝日を除く)
7:30〜18:00
料金は1時間あたり1リンギット

駐車場のしくみについてはよくわからない部分があるので、私は長時間停める時にはできるだけショッピングモールの中の駐車場に停めてしまいます。

料金は高めでも時間制限があるよりいいし、ガラスを割られて盗難に会う確率もたぶん屋内の方が低いので。


大きな屋内駐車場の時は、場所を忘れて迷ってしまわないように近くの柱の写真を撮る

 

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