チャイナタウン(クアラルンプール)

日本とマレーシア以外のいわゆるチャイナタウンには行ったことがないので、クアラルンプールのチャイナタウンが他の国のものと比べてどうなのかはよくわかりません。

一つ言えるのは横浜の中華街のように大小さまざまの食べ物店が並んでいるというより、安い雑貨(偽ブランド品含む)の屋台がずらっと並んでいるのが特徴です。屋台だけを見ていると、各地でやっているナイトマーケットと売っているものは大差なさそうです。

ただし、チャイナタウンと言うとおり、ここはもちろんもとからの街があって、そこにはレストランやいろんなショップ、ホテル、真ん中には地元の人が通う市場があったり、歴史を感じる建物も多くて、見てまわる価値は十分あると思います。

私も何かを買うことはあまりありませんが、気軽に行ける場所なので何度もうろうろしている場所です。

チャイナタウンのガイドはたくさん出ているし、私は特に詳しいわけではありませんが、写真をいくつか並べておきます。


チャイナタウンの入り口、これは北側の門
これを突っ切った反対側にも門がある



夜のにぎわい

東の端を南北に走る通り(Jalan Sultan)沿いにはレストランが多い

ここのあさりソバにはまった人がいた
あさり多すぎ!
(Petaling Streetの北門の道を挟んだ向こう側、少しセントラルマーケット寄り)

小さな市場
魚屋や地元の人が食事する場所などがあったが、特におもしろそうなものはなかった
昼間覗いた限りでは不安は感じなかった
(この入り口は関帝廟のすぐ横)


こちらは入り口周辺にTATTOO(刺青)屋がいっぱい
入りませんでした
 
亀ゼリーの恭和堂
香港の店?
Petaling Streetの門のすぐ横、南北どちらの門の横にもある

アクセサリーや首飾りの材料を売っている店
高級ではないけどものすごい種類
中国からの輸入だろうか
(関帝廟の真向かい)


これは飾り付け用品専門店
店舗向けの業務用だと思う
こんな店がほかにもあった


モダンなカフェもある
休憩に最適


左下はレゲエ・バー(Reggae Bar)
ちゃんと酒が飲める店はこのあたりではここしか知らない
中華料理店はビールばっかりですからね
(関帝廟のある通り)

ウォールアート
残念ながら先日行ったら工事で無くなっていました


見えにくい場所だけど、こんなにカラフルにしている
ナシレマ(マレー系の代表的料理)ののぼりがあるのが面白い
マレーシア人は食べ物には貪欲で、民族なんか関係なく美味しいものを求める


街角で見つけたトラック
SPY LOGISTICSと書いてある
運送会社のようだが去年空港で暗殺事件があったこの国...笑えない(笑)

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英訳の経緯はこちら

マレーシアの生分解性プラスチックのレジ袋

2017年ごろ、オフィスのあったビルのフードコートで昼食を持ち帰ろうとしたら、店の容器がいつもの白い発泡スチロールのものから、突然半透明の容器に変わっていました。事前にぜんぜん知らなかったので驚きましたが全店一斉に変わった様子。

それから、スーパーのレジ袋も変わり、それまではいま日本のスーパーでよくある白い袋だったのが、なにやらこれも半透明でフニャフニャした袋に変わりました。


生分解性プラスチックのレジ袋


この袋はSIRIM(工業関係の認証機関)の認定マーク入り

このころ、クアラルンプールでは生分解性の袋や容器の導入が義務付けられたようで、これを忠実に守った店やスーパーは一斉に導入をしたようです。

いま調べてみると、この袋は値段や性能、供給量の面などで反発も多かったようですが、いまでは多くのスーパー、特に有名なところでは既に導入されているようです。一方で、小さな店などでは未導入のところも。

しかし生分解性の袋は何種類かあるようですが、どれも従来のものよりとても柔らかくて破れやすく、正直言って使いにくい。。。というのが現状です。

不思議なのは、以前はスーパーのレジに行くと必ず一番最初に「レジ袋は必要か?」と聞かれていたのが、先日マレーシアに行った際にはどこでも一切聞かれることなく、いきなりポンポンとこの生分解性プラスチックの袋に詰めていってくれました。しかも、破れやすくて多くの品物を入れることができないため、たくさんの袋に小分けに入れざるを得ません。

環境問題のために導入したもののはずなのに、なぜ必要かどうか聞かないのだろうと不思議に思いましたが、この袋を普及させるために補助金か何かが出ているのでしょうか?店員に聞けばよかったのですが、どこも忙しそうだしためらってしまいました。

いずれにしても、マレーシアではやる時はこんな風にポンと結構大胆なことをやってしまうことがあり、しかも突然だったりします。

今年5月の政権交代後も1か月でGST(消費税みたいな税)を廃止してしまったのには驚きました。今これで減った税収を補うための新しい税導入の噂も出ているようですが、とりあえず考えながら突っ走っているようです。

マレーシアはこういう大胆さがある一方で、その実施になると意外と融通が効いたりすることがよくあります。このあたりは多民族国家としてやってきた国民性が大きく影響しているんじゃないかと思います。あまりガチガチのことを言うより摩擦を避ける方がメリットがあるんでしょうね。

日本でも今レジ袋やプラスチックの問題がにわかにクローズアップされ、レジ袋の有料化などが議論されていますが(しかし、何でこんなに急に問題視されているんだろう?)、日本の場合はとてもこんなに大胆には変われないでしょうね。

それにしてもレジ袋を使わなくなると、ごみ捨て用の袋を新たに買う機会が増えると思うんですが、これとレジ袋削減との関係がどうなりそうか、ぜひ誰か教えて欲しいものです。

↑日本にはこんなことをしつこく聞く人がいますから。。。

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