坐骨神経痛はつらかったよ

4月に坐骨神経痛になり、ほぼ二週間寝たきり状態。トイレに行くのも壁を伝ってヨタヨタという状況が続いた。幸いにもこれまで入院したことはなく、これほど長い期間動くことができなくなったのは初めてではなかったかと思われる。

時、折しもコロナウィルスの蔓延で緊急事態宣言が出て二週間ほどした頃。これも生まれて初めて、家にこもっていることが積極的に肯定されるという珍しい状況だったので、寝たきりになっていることがさほど精神的負担にならなかったのは幸い。

しかし身体的負担は大きかった。よろよろとながらも起きることが増えたのは三週間ぐらいしてから。でも、基本はソファに寝転んだまま。痛みも常にあるのでなかなか考え事もできない。

ましになったのは6月頃。極度の運動不足に陥っていたので、そろそろとリハビリのウォーキングを始める。しかし、やはり無理は禁物だ。少し調子が良いからと軽くジョギングをしてみたら翌日に痛みがぶり返してしまった。

またしばらく慎重な生活をして、ようやく日常的な動きに支障がなくなって来たのは8月頃から。今はときどきジョギングにも行くようになった。まあ、これがそもそもの神経痛の原因だという説もあるが。

、、、と苦しみながらも6月頃からは意識を集中してパソコンを打てるようになったので、3月から始めた大作の執筆を再開できた。でも、あまりに大作過ぎて完成の目処が立たないのが問題。

追記:2021年1月ついに完成しました! ↓

坐骨神経痛はつらいよ

新型コロナウイルスの緊急事態宣言中。巣ごもりを初めてはや三週間が経った。スーパーへの買い出しのほか、二日に一回のジョギングをルーティーンにしていたが、とうとうジョギングもできなくなってしまった。

別に散歩やジョギングまで禁止されているわけではないし、近くには人もまばらなとってもいいジョギングコースがあるが、身体がダメになってしまったのだ。

少し前から違和感はあったものの、さほど気にしていなかったのだが、突如左足臀部から下に突っ張るような疼痛が始まったのだ。

ジョギングして来たとはいえ、巣ごもりで家の中で座っている時間が異常に長くなって来たためと思われる。

夜中に痛くなり、翌日からほぼ動けなくなってしまった。座ることもできない、横になっていても痛みがなくなるポジションがほとんどないという状態。

でも、そのうち治るだろうと高をくくっていたが、三日間寝たきりで過ごしても、全く改善しない。

この時期あまり行きたくなかったが、仕方がないので、翌日ヨタヨタと足を引きずりながら、なんとか整形外科に行って薬をもらった。

家に帰ってすぐに痛み止め他の薬をのんだら、少しましになった。それでも、痛みが気にならないほどにはならず、その翌日もずっと楽になるポジションを探し続ける状態。

一つ見つかったのは四つん這いのポーズ。これだと、30分ぐらいは持ちそうだ。iPadを顔の下に置いて、四つん這いで映画を見る。でもなんか、みっともない。

そして、さっき見つけたのが、なんと正座。今の私は正座するのが一番楽になっていたのだ。ここ5日間、全く触ることができなかったノートパソコンを、椅子の上に置いて、床の上に正座しながら久しぶりにタイピングをすることができた。

ああ、はやく終息してくれないかなあ。

 

アダムの選択(亜東 林)

 

手のひらの中の彼女(亜東 林)

 

シライン(亜東 林)

 

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詳細・複雑化する利用規約の問題を考えてみた

ソフトウェアをダウンロードしたり、オンラインサービスに加入する時に必ず出てくるのが利用規約への同意。インターネットを使い始めた頃は一生懸命読んでいました。

最近は何か自分の行動が大きく影響されるような可能性のあるサービスに入る時は、もちろん読むようにしています。amazonに電子書籍を出した時は読みました。そういうケースではユーザーに適切に行動してもらうために、利用規約を書く側もわかりやすく書き、分量もできるだけ抑えているように思います。

しかし、ソフトウェアの利用のような場合は、多くの場合はスルーしてしまっています。もう手に負えないほど詳細、複雑になっているから、そんなもの読んでいたら何もできないので。

しかし、この利用規約の隅っこに、何か自分にとってはとても容認できないようなことが小さな字で書かれているんじゃないか、という不安はいつもあります。

でも、読まずに同意してしまっているのは、これまで直接的に大きく自分に害になるようなことが起こっていない(と思っている)から。

大勢のユーザーがいるので、いろんなところで問題は起こっているでしょうが、そのたびに当事者が解決して、改善してくれているだろうと頼ってしまっているんです。

つまり「みんなで渡れば怖くない」みたいな感覚になって、最初の頃感じていた警戒感がなくなってしまっています。

でもやはりまずいなと思います。ネットで調べるといくつかトラブルになった事例を挙げているものがありました。

例えば「ユーザーの創作物の著作権がサービス提供側に無償で譲渡されることになっていた」とか、「ユーザーのメモをサービス提供側の従業員が見ることができるようになっていた」など。

音声アシスタントに話した内容が、サービス提供会社の従業員が聞くことができるようになっていた、というのが去年ありましたね。

あれは、アシスタントの性能アップには必要だということで、そのままなんでしょうね、たぶん。でも正直言ってあからさまに聞かれる可能性があると想像していた(る)人は少ないんじゃないでしょうか。

たとえ利用規約に書かれていても、法律で保護されていて無効になるようなケースもあると思うし、利用規約を作る側も法律家の助けを得て作っていることもあるので、とんでもないような内容の利用規約はないのかもしれません。

しかし、もう少しユーザー側の立場に立って、わかりやすく簡潔にその利用規約の注意点を知ることができるような仕組みはできないものかと思います。

例えば、サービス提供会社がお金を払って専門のコンサルタントと契約し、そのコンサルタントがその利用規約を精査し、過去のトラブル事例や法律、一般的な社会常識に照らした上での許容の可能性や、特記事項、注意点などを簡潔にまとめた書類を一枚付けるというのはどうでしょう。

さっきの音声アシスタントの例であれば、コンサルタントは「音声アシスタントに話した内容は、サービス提供会社の関連人員に聞かれる可能性があることに注意」とデカデカと書いておくということです。

裁判沙汰になった時に、そのコンサルタントに直接責任を負わせることはできません。しかし、もしサービス提供会社が裁判に負けた場合には、会社がコンサルタントに一定のペナルティーを請求することができるような契約を両者が結んでおけば、コンサルタントは慎重に問題点を探すでしょう。

ほかにも、業界標準があればいいと思います。そうすれば「この利用規約は業界標準のデータ取り扱い方法に準拠している。特記事項は〜」とわかりやすく書くことができます。

会計基準と会計事務所のような仕組みがあればいいし、そうでなくとも、そういうユーザーの視点に立った情報提供をせずに、誰も読む気がしないような長く詳細で難解な利用規約だけを掲げる会社は、信頼を失っていくような風潮になってくれればと思います。

あまり堅苦しくしすぎると、IT業界の発展を阻害してしまいますが、ユーザーとして気持ちよくソフトウェアやサービスを利用できる仕組みがあればと思います。

ユーザーも、リスクや可能性を事前にはっきりと把握できるのであれば、ある程度のことは許容するのではないでしょうか。

音声アシスタントの件だって、録音されたり聞かれたりすると分かっていれば、電車の中のような公共の場所での会話だと思って話すだけのことで、ほとんど何の問題もないと思います。

 

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